ヲタクが辛い話
いつも通り笑顔で。綺麗な歌声を、楽しそうな笑い声を、素敵な笑顔を沢山魅せてくれると信じてた。あれは嘘だって思いたかった。認めるのが怖かった。
だけど現実は変わらなかった。考えすぎだって、思い込みだって何度もそう思った。言い聞かせた。
サヨナラ こんなに好きだけど 決めたんだね
明日の先 あの夢の 輝きを 追い求め
こんな日が いつか来ると
なんとなくは 気付いていた
胸の奥 苦しいけれど これがベストだったんだね
今までみたいに 気軽にはもう会えないんだね
泣きながら歌われて。声を震わせて苦しそうな表情で。もう終わりみたいに。笑ってなんてくれなかった。強い意志が込められてた。MCもほぼ話さなくておふざけもしないし、ソロの後からは笑顔も無くなり途中誰かに言われたかのようにハッとして作り笑顔してた。こんな自担、見たことなかった。
どうして。
どうして?どうしてなの?
なんで?
何も出来ない無力さに苛立って悲しくて泣き続けたコンサート。辛くて悲しいばかりのコンサート。笑顔を見る度に、好きな気持ちが高まって同時に不安になる。
何年も前からずっと知ってる。どんなことで喜んでどんなことで悲しむのか。強く見えて本当は繊細なところ。笑顔の裏で沢山のことを抱えてること。沢山悔しい思いをして、時には涙を流していたこと。影で努力を重ねていたこと。
ずっと近くで見てきたから。ずっと尊敬してたから。そんな簡単に今の地位を捨てるのは辞めてください。あなたの笑顔に沢山救われています。素行は悪いかもしれないけど、全力で頑張る手越祐也の姿が大好きなだけ。一方的に。
だからお願い、奪わないで